最高の防音室を作る為には

自宅で防音室を作るために、最高のパフォーマンスを出し切る為には、ある程度の用途〔楽器〕を想定した防音室を作るのをお勧めします。
歌を歌いたい方も居れば、ピアノやサックス、ドラムを鳴らしたい方もいます。楽器にはそれぞれ残響音響があり、音の性質や特徴が異なる場合は、両方の音の環境をそれぞれ満足させるのは難しいため、ある程度の用途(楽器)を決めた防音室を施工する事をお勧めします。〔楽器にはそれぞれ適した吸音率がある為〕
また、自宅でバンド練習をしたい方は、スタジオ仕上げにと言った感じに、それぞれ音響にもこだわりを持って施工させて頂きます。


防音と吸音の違い

多くの方は、【防音】遮音【吸音】とを一緒の現象と思っている方が多いのですが、全く異なる現象です。

◆吸音とは
音をコントロールする役目を持っているのが吸音で、 楽器等の不快な反響音を減らし、音響を調整するのに重要です。

◆防音(遮音)とは
音の大きさを抑える事だけを目的とした処置の事を言います。又、吸音は多少防音の補助的な役割をしている程度で、吸音自体には防音性能があまり無いと認識してください。


吸音と遮音の関係

吸音とは、音のエネルギーを分解・分散する現象で、音の性質を分解し音を柔らかくします。
例えばピアノの響き過ぎる部屋を吸音加工すると、余計な響きが無くなり本来の音が甦ります。又、室内で手をパーンと叩くと音の残響が分かりますが、この音の長さをコントロールするのも、吸音の役目です。
そして遮音とは、外部からの音の侵入を遮ることをいいます。極端に遮音だけを強化し、吸音を全くしないと、音がビンビン響いてしまい、耳が疲れてとても演奏出来る防音室にはならないです。それぞれの楽器には適した吸音率があります。
防音室には、この“吸音と遮音”の両方が必要です。


音の伝わり方

音の伝わり方は、
壁や、床、柱 等から伝わる固体音(固体伝搬音)と、
空気を振動させて伝わる空気音(空気伝搬音)があります。

音は固体音と空気音を振動させて伝わってくるので、この2種類の音を効果的に防ぐ事が確実な防音対策と言えます。


音の大きさ

音の大きさは、一般的にdB(デシベル)で表すことができます。

音の大きさ

音の大きさ 環境音
130db リベット打1m、叫び声5cm
120db ドラム、ジェット機200m
110db トランペット演奏、叫び声30cm
100db ピアノプロ サックス、地下の構内・犬の声(1m)
90db ピアノアマ、怒鳴り声
80db 掃除機、ボーリング場・機械工場の音
70db ドライヤー、新幹線内・レストラン・工場
60db 普通の声・トイレ洗浄音
50db とても静かな環境のライン・換気扇エアコンの音、静かな室内・図書館
40db ささやき声・小雨の音・すやすや居眠り、昼の住宅街・換気扇
30db かすかな声、夜の住宅街の静けさ
20db やっと音として聴こえる程度、呼吸する音
10db 聴こえる事の出来る限界、無音に近い

用途に合わせた防音室の構造

一般的に周波数が高く、響きの持続・増幅音が長い音源の場所や楽器には、吸音力の高い防音室が適しています。逆に、歌や声楽などの場合は、吸音性の高い防音室ですと、音が吸収され響かず、歌の繊細な部分が表現されなくなってしまいますので、吸音力の低い防音室が適します。
※例 歌・声楽・声・ナレーションはできるだけ吸音率0.16~0.23と低く設定します。


防音工事のポイント

防音室を作る場合の最重要課題は、気密性を高めることです。 理論的には、40デシベルの遮音を発揮させるには、0.001mmの隙間でも気密性は保たれません。
施工の際は十分な気密性を持たせる事が必要です。
また、遮音効果を最大限に出すには壁の重量と空気層が決めてとなりますが、部屋の広さや設置物も防音に大きく関わってきます。
一般的に防音室の音の環境は、設置されている物の位置や形に影響したり、室内の間取りや形状・材質により微妙に変化します。
防音工事の場合は部屋の形状を変化させたり、音源からの距離を有効に使うことができますが、狭い防音室の場合では、音響的に不利な防音室となります。これは音響設計上やむを得ないことです。
植村防音工務店ではこれらを少しでも改善する為に、吸音材や反射板を設置して聴きやすい防音室に近づけます。


場所、用途別の注意点

◆木造住宅の2階以上に防音工事

木造住宅に限らず軽・中量鉄骨造2階以上に防音室を施工する場合は綿密な打合わせと構造計算等が必要となります。防音工事は低音を遮音するのに相当な重量が必要となります。鉛直方向へ対する耐荷重は勿論のこと、耐震面でも考慮が必要となります。既に出来上がっている建物の2階以上に施工する場合は階下が洗面所や風呂場等の細かく仕切られたスペースに施工する以外に防音室を作る場合は、必要に応じて当社で補強工事もさせて頂きます。


◆ドラムの防音について

まずドラムの音を100%遮音するのは木造住宅では不可能に近い事をご理解して頂きたいと思います。(理論上ドラムの音のエネルギーを構造外測定で約4096分の1に遮音、分解は可能ですが、人間の耳にはどうしても聴こえてきます。)
ドラムの防音室をお考えの場合、ドラムの音は直近で120dB近くの音がでます。仮に構造外測定で60dB~70dBの遮音をしようとするとかなりの壁厚が必要となります。ほとんどの防音業者は壁を厚く重量を持たせるなど工夫すると思います。
当社でも壁に関しては非常に密度の高い素材の遮音板を何重にも施し、空気層を設けたりします。その工法を壁4面、天井、床となるとドラム室の場合はどうしても総重量が重くなり、絶対に構造の積載重量の計算は必要となります。
その他に施工する場所は1mmたりとも隙間は禁物でドア、換気口、エアコンのダクト、コンセント等、徹底的に音が漏れやすい箇所を強化します。木造に限らずRC構造でもドラム室と言うのは、かなりの防音室施工技術が必要です。

また、防音業者の中には、防音室で住宅でもドラムも24時間演奏が大丈夫と宣伝している会社がありますが、非常に恐ろしい事だと思います。単体の防音室だけではドラムの音は防ぎきれません。 当社では、ドラムの音に対する知識と高い施工技術、低価格で 綿密にお打ち合わせさせて頂き、ドラム室を施工させて頂きます。又、住宅街に体験型モデルルームにて当社の防音室を是非、体感してみて下さい。

植村防音工務店 モデルルーム

植村防音工務店 施工実績紹介

当社が施工した防音室を紹介。

植村防音工務店 リフォーム

リフォームに関することはこちら。

植村防音工務店 お問い合わせ

フォームからのお問い合わせはこちら。